『リアルな会話で学ぶにほんご初中級リスニング Alive』

リアルな会話で学ぶ

にほんご初中級リスニング Alive

聴解とコミュニケーションの力を同時に伸ばす、聞き手参加型の初中級向け教材

1.「あなた」として聞き、会話に参加する

これまでの聴解教材は誰かの会話を第三者として聞く傍聴型が主流でしたが、本書は、会話の当事者である「あなた」になりきって聞く「聞き手参加型教材」です。音声は、学生同士の間で実際に行われた雑談を教材化し、「なりきりリスニング」として自然な口調で収録しました。「あなた」になりきって会話を聞くことができるように、必要な前提情報や背景知識は「あなたカード」として、ロールカードのような形で提示してあります。
また、単に聞いて理解するだけではなく、適切な応答ができるようになる練習「聞いて反応しよう」など、コミュニケーション能力を伸ばすための練習も豊富に用意しています。

試し聞き

なりきりリスニング

聞いて反応しよう

2.リアルな会話をくり返し聞く

1つのユニットに、同じテーマの、同じような展開の会話が３つずつあります。その３つの会話はトピックが異なるため、飽きずに聞くことができます。例えばユニット３では、「健康のために気をつけていること」というテーマに対して「ランニング」「ジム」「スムージー」の３つのトピックの会話があります。
各ユニットの会話の元となった学生同士の実際の会話音声は、「リアルな会話を聞いてみよう」として収録されています。

試し聞き

リアルな会話を聞いてみよう

3.オールカラーで楽しく聞いて話せる

自然な話しことばで進められる会話には、たこ焼き、百人一首、手巻きずし、温泉など、日本の文化に関することや、休みの過ごし方や旅行先での出来事など、日常生活で出会う楽しい話題が登場します。それらの話題がより具体的に理解できるよう、オールカラーの写真を豊富に掲載しました。日本に来たことがない方や、日本の暮らしにまだあまり慣れていない方々にも、場面をイメージしながら、楽しく聞いたり話したりしていただけます。

対象レベルと目標

●対象レベル: 初級教科書（『初級日本語げんき』など）を修了した、初中級の学習者を対象としています。初級で学んだ文法や表現を日常会話のリアルな場面で生かしながら、コミュニケーションの幅を広げ、レベルアップを目指す方々に向けて書かれています。
●目標: 日常的な雑談を理解し、共感を示す力や、自ら会話を展開していけるような能動的な聞く力を身につけ、コミュニケーション能力を向上させることを目標としています。
●授業時間: 90分授業の場合は１ユニットあたり２回、45分の場合は1ユニットあたり4回で進めることを想定しています。

教科書全体の構成

ユニットは全部で８ユニットあり、「情報積み上げ」「予測聞き取り」「背景情報活用」という３つの聞き取りスキルが設定されています。ユニットが進むにつれて会話の展開が少しずつ複雑になっていきますが、学習者の興味に合わせてユニットや順序を選択してご使用いただけます。

ユニット	タイトル	聞き取りのスキル
U1	みんなでたこ焼き	情報積み上げ
U2	だぶった？
U3	健康にはスムージー
U4	桜の下でランニング	予測聞き取り
U5	なんかいいことあった？	予測聞き取り
U6	これがおすすめ	背景情報活用
U7	温泉大好き
U8	旅行に行ったけど

各ユニットの構成と使い⽅（PDF）教え方のヒントQ&A（PDF）

リアルな会話で学ぶ
にほんご初中級リスニング Alive

株式会社ジャパンタイムズ出版
鎌田修：監修
山森理恵・金庭久美子・奥野由紀子：著
B5判・本冊120ページ＋別冊（解答とスクリプト）32ページ
MP3音声ダウンロード／音声アプリ「OTO Navi」対応

全国の書店で好評発売中！

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音声その他はダウンロードで提供

付属音声はMP3または音声アプリ「OTO Navi」で無料ダウンロードしていただけます。
また、プロのナレーターによって収録された音声と同じ内容の会話を、現役の大学生にも録音してもらい、「リアルな会話をもっと聞いてみよう」として、ユニットごとに用意しました。いろいろな日本語話者の会話を聞いて、リアルな日本語のバリエーションに慣れてください。
そのほか、単語リストなども提供しています。
詳しくはこちらのページをご覧ください。

試し聞き

リアルな会話をもっと聞いてみよう